超ハードな1日だった。
大学サークル時代の友人が名古屋で結婚式を挙げた。なのでサークルの先輩後輩同期みんなでお祝いに駆けつけた。挙式は正午からだけど、その前に名古屋のきしめんを食べたくて、早朝7時半の新幹線のぞみ号に飛び乗った。朝食代わりに品川駅の売店で400円のミックスサンドを買って車中で食べた。

薬臭くてあんまり美味しくなかった。とんかつライスバーガーにすればよかった。かなり後悔した。
で、名古屋についたので、地下鉄に乗って野並駅へ。目指すは「壬生うどん」。地元密着型のお店で、朝10時から開店しているそうだぞ。ざるきしめん390円にイカ天90円。

ドメスティックなムードがたっぷりな店内。客は地元のおっさんおばちゃんしかいない。そこに礼服を着たアーバンな香りが漂う男性紳士がふたりも入ってきたわけだからかなり注目を浴びる。店員のおばちゃんが近づいてきて、「どこから来たの?なに?結婚式?ちゃんと行けるかい?」 「ここのお店、どこで知ったの?なに?インターネット?すごいねえ」 「写真撮ってあげようか?うん?」 とか非常にひとなつっこい。向こうで店員さんたちが 「地方から来たヒトはみんなざるきしめん食べるねえ」 とか言ってる。ちょっと待てぃ、地方ってなんやねん。わしらは東京から来たっちゅうねん。昔、クイズダービーで大橋巨泉が「名古屋人は名古屋が首都だと思っている」とかバカにしてたけど、まさにそれか!?
で、ざるきしめんはひんやりつるつるでとても美味しかった。安い早い旨いで、地元のこういうお店はすごく好感が持てる。旨い旨い。
挙式までもう少し時間があるので、熱田神宮に行って参拝する。お日柄がよいのか、結婚式やらお宮参りやらの参拝客がやたら多い。途中、駅のベンチで地元のばあちゃんたちが世間話をしているのを盗み聞く。みゃーみゃー言ってた。見事に名古屋弁でほほえましい。4割くらいは聞き取れたな。
で、時間になったので、全日空ホテルでの挙式に向かう。チャペルでの結婚式。新郎、ハゲあがる前に結婚できてよかったね。新婦はすげー美人さんだ。よかったよかった。
で、そのまま披露宴。出てきた料理は 「一口のお愉しみ」「タラバ蟹とキャビアの二重奏」「ミネストローネ風手長海老と野菜入りスープ」「海の幸のマリニエールエピスの香り」「ココナッツのソルベ」「牛フィレ肉のミルフィーユ仕立て茸風味」「デザートブッフェ季節のフルーツの盛り合わせ」「コーヒー」「パンとバター」など。

どれも非常に美味しかった。新婦は沖縄出身らしい。お色直しの後の衣装は新郎新婦ともに沖縄民族衣装。奇妙な手拍子とともに持ってこられたのは沖縄の強いお酒、泡盛だ。しかもでっかいカメで。それをみんなでコップ酒のように一気にかぱかぱ飲みだしたころから会場のムードが微妙になってきた。もともとうちのサークルは酒で身を崩すタイプが多くいるところだが、そんなみんなはべろべろに酔っ払って会場を徘徊しだして奇声をあげる。お料理の最後のほう、牛フィレ肉とかデザートを食べた記憶がない。非常にもったいない。
その酩酊状態のままみんなで1.5次会に向かった。近所の居酒屋「素材屋」で。

カメラにはこんな↑のが写っていたけど、食べた記憶はない。というか、記憶がない。店内でも大騒ぎして発狂。店員に怒られて追い出される。そのままみんな散り散りになって2次会会場へ。
みんなもう30代後半とかなので、夜になるとそろそろ体力が尽きてくる。だいぶんぐったりしている。ボクもぐったりしていた。で、ふと気付くとボクの荷物一式がすべてない。ドロボウか!やべーよサイフとか全部カバンの中だよ!と大騒ぎする。そのうち近所の居酒屋甘太郎から幹事宛に電話が入った。どうやらワシの荷物一式が甘太郎に打ち捨てられていたらしい。事の真相は、泥酔状態の先輩が間違えて持ち去ったみたいだ。そして甘太郎に飲みにいってそのまま捨てたらしい。ひどい話だ。甘太郎の店員さんが偶然荷物を見つけてくれて、しかもカバンの中に2次会幹事の連絡先が書かれた紙を入れてあったので連絡くれたのだ。神様ほんとうにありがとう。でもまだ上着を取り返せていない。上着には携帯電話とかデジカメとか定期券とかが入っている。夜の名古屋を探し回って、夜23時過ぎにようやく先輩の身柄を捕獲した。泥酔した先輩はボクの上着を表裏逆にして着ていた。腰がくだけそうになった。正直泣きそうになった。でも荷物をすべて取り戻せて本当によかった。嗚呼。
帰京する新幹線は既に最終便が出てしまっている。連中はその後さらに飲みに行ったそうだが、疲労困憊のボクは寝台急行銀河号に飛び乗ってなんとか東京に戻った。
いやはや、ほんとにひどい1日だった。