約250年前に平賀源内が言いました。「今日は土用の丑の日。同じ う のつくウナギを食べようぞ」と。ウソかマコトかわかりませんが、まあ、この話が通説となっております。実際にはウナギの旬は脂のノッた冬だそうですが、まあ、夏でも冬でもウナギは旨い。ということで毎年恒例の「猿のメンバーで土用の丑にウナギを食べにいこう」企画です。
行った場所は毎度おなじみJR新橋駅からしばらく歩いたところにある「うなぎのお宿」ですね。行きつけの店が新橋にあるなんてステキ。行きつけっつっても一年に一度行くか行かないか程度ですが。さあ今回も気合い入れて食べようぞ。

ということで、注文したのは「安倍」ですぞ。なんとその額2,700円。たかがヌルヌルした水中の生物を焼いたモノに対して2,700円です。高くね?高いです。でもこの店はその高額に見合っただけのブツが出てきます。ガツンと旨いのです。

ド・ドーン。圧倒的圧巻的迫力。ここのウナギは旨い。他のウナギ専門店なんてあんまり知らないから、ウナギ専門店界においてこの店が特別うまいのか普通なのかよく分かりません。でもスーパーの中国産ウナギに比べると、北の界王様とヤムチャくらい味に違いがあります。

しかもこの「安倍」ちゃん、なんとびっくり、うなぎ二尾が二段になって盛られてるんですね。ウナ丼食べてたら、その中からウナ丼出てきました!みたいな。チャーハン定食っつってチャーハンに白飯ついてきた!みたいな。

食っても食ってもウナギです。私たち今何合目?と自問自答しながらひたすらウナギを食べ続けます。なんて贅沢な料理なんだ。しかも調子に乗って、うなぎ肝串350円も注文してしまいました。

賛否両論あるウナギ肝ですが、ワタシ大好きなんです。そもそもウナギが大好きで学生一人暮らし時代、スーパーでウナギを食べたいなぁとウナギパックを手にするのですが学生には高価すぎて買えない。仕方ないからウナギの味のポテンシャルを秘めたまま価格が割安な肝串パックを買って、家でレンジでチンしてよく食べてたんです。そんな肝串はボクにとって特別な存在なのです。さらに、う巻き1,500円も注文。「ウナギをタマゴ焼きでくるくる巻いたモノ」略して「う巻き」です。圧縮しすぎて意味が通じない不可逆圧縮の典型的な例ですね。タマゴの甘さとウナギの苦みが混ざり合って実に旨い。

腹はちきれんばかりで幸せな夜でした。まさにウナギ・ナイト。その余韻を味わいながら反省会をしようということで、河岸を変えて飲み直すことに。うろうろ場所を探して彷徨って、パッと見つけた沖亭に飛び込みました。

階段を登って狭い店内に。勢いで入った店ですが、この店かなりポテンシャル高いです。沖縄料理店界ではカリン様を超えるくらいの存在なのではないか?と思われる。メニューには魅力的な沖縄料理の名前が並びます。アレも食べたいコレも食べたい。・・・しかし非常に残念なことに我々の胃袋キャパシティーはウナギで完全に満たされています。どこにも沖縄の風は入り込む余地がありません。とりあえずあまりハードパンチャーじゃないメニューということで「海ぶどう」を注文。海のぶどう。なんだこれ?

おつぎは島らっきょうを注文。カレーについてくるらっきょう漬はあんまり好きじゃないんですが、この島らっきょうは美味しく食べられました。エシャレットみたいなもんですね。

あと、朝採りトウモロコシをサービスしてくれて「茹でなくても生で食べられる」とのこと。かじると実に甘いのです。他のお客さんが三線を弾いて、店のおばちゃんが沖縄的に踊りだしました。その踊りを見ながらトウモロコシと島らっきょうを喰らう。なんて沖縄的なんだ。でも腹いっぱいで目眩がしてきました。腹減った時にまたゆっくり来店したいなあと思いながら店を後にしました。
道の傍らに、ゴミ袋に入った大量の生首がうち捨てられていました。

実にシュールな光景でした。ごちそうさまでした。






















